ラジオは脳にきく

「頭脳を鍛える生活習慣術
 ラジオは脳にきく」
著者:板倉 徹
 和歌山県立医科大学 脳神経外科教授
東洋経済新聞社:2006年11月23日 発行
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「ケータイ」「パソコン」「テレビ」「ファミコン」
視覚に頼りすぎた生活では「脳」は萎縮する!
ラジオを効いている時や読書の「場面想像」で脳全体が活性化する—-など、脳機能低下を防ぎ、頭を良くするカンタンな方法を提案。無理なく継続でき能力向上、記憶力アップ、脳の若返り、うつ病、アルツハイマー防止などにも効果抜群なシンプル生活のすすめ。
(帯より)

画像:Amazon

この本を手にしたキッカケ

この本と出会う前から、たまたまポッドキャストや朗読などの音声コンテンツを子守唄がわりに楽しんでいたこともありまして、ラジオが脳にきく!?って反応してしまったわけです(笑)
夏目漱石さんの「夢十夜」や「草枕」「吾輩は猫である」や、太宰治さんの「斜陽」、そしてなぜか「ドグラ・マグラ」(笑)といった有名だけど実はちゃんと読んだ記憶のないものをたまたま配布されているサイトさんに巡りあいましてダウンロード。そしてお気に入りの音楽に混じってローテーションで聴いていたわけです。まぁ入眠前の聴いていますから内容はちっとも頭に残っていないんですけどね(爆)

とはいえ、それでも多少はそれらの話の雰囲気はつかめてきたりもしているわけです。大雑把にですが(笑)

そういった語りを聴きながら床についていますと、わたくしには合っていたのかわりとスンナリと眠れることが多いんですね。以前はハードロックなどが子守唄だったのですが(笑)

この本の中で取り上げられている大きなテーマは、便利になっていく世の中に流されていくと脳がグウタラになって活力のある毎日が送れなくなる人が増えていくことを危惧されている事にあると思います。

序章では、便利になってきた時代の背景に見え隠れする要因を取り上げ、その影響を子供たちが受けている現実を語られています。この本の出版が2006年ですから、今とは状況が少々異なっている部分はありますが、それでもこの頃話題になっているいじめ問題の一端はここにつながるのかもしれません。

そして、タイトルにもあるラジオが第一章からいよいよ登場します(笑)

第一章から第三章までは、ラジオにかぎらず言葉からイメージを連想することが脳にとって大切であることが説明されています。第五章までしかない本の5分の3を占めていますからさすがにずっとラジオネタで引っ張るようなことはありません(笑)それでも、ラジオからの流れを組み入れながら、徐々に話は変わっていきますが、底辺になるのは言葉からイメージを連想することの大切さだと思われます。

その後、第四章で記憶について深く掘り下げられ、第五章では左右の脳のバランスについて言及されていきます。

日本人は、左脳を酷使しすぎているという説があるらしいのですが、だとしたらどうして日本人が左脳を酷使するように鳴ったのか?その辺りの答えは日本語の発音にあるのかもしれませんが、その点についてはこの本の中ではわたくしが考えるような言及には至りませんでした。脳神経外科の先生ですからね、音の周波数のお話を本の中でされるにはちょっと畑違い…ということもあるでしょうから、これは致し方ないかと思われます。出版される本の中に記すことですから曖昧なことは書きにくいでしょうしね(笑)

まとめ

これまでなんとなく耳にしていた朗読やポッドキャストなどの音声コンテンツを聴くことが、ちょっと大切な日課となりそうです(笑)
また、言葉に関する考え方というものにも少なからず影響をいただけたように感じます。最近、ペンで文章を書く…という機会がめっきり減っている事は薄々認識はしていましたが、それに対してどうこうしようとは、それまで考えていませんでしたしね。ちょっと丁寧に字を書くことから始めてみようと思います。

また、言葉からイメージを連想する、連想されたイメージから旋律を思い浮かべる、逆に目にした映像や画像から言葉を当てはめる、耳にした旋律から言葉を導き出す、といった感覚と言葉の連携も意識して実行してみないとな、って感じました。まだまだ脳には元気でいて欲しいですからね(笑)ちょっとしたことからまずははじめるしかありません。

元気な脳あっての元気な身体であり、元気な身体あっての元気な脳でもある。そして、健康な身体や脳があっての充実した毎日でもあるんですからね。

自分はヒトという生き物なんだ…ということを再認識して、もうちょっと自然との関わりを意識して、健康で楽しい毎日を過ごせるようにしていきたいと思わされる本に巡り会えたような気が致します。

音声コンテンツを楽しんでみる

この本の中で、ラジオや落語など、音声コンテンツを楽しむことが脳のためにいいということが紹介されていますので、それならば、ってことでオンライン上で手に入る落語などの音声コンテンツを探してみました。

本当であればコンテンツを配信されているサイトさんを直接ご紹介できればいいのですが、これがなかなかけっこうな数ありましたので、それらをまとめられているサイトさんをココでは取り上げさせていただこうと思います。

ネットで落語を聴く、観る
寄席に出かけなくても、インターネットで落語が聞けます。
MP3もありますし、動画もMP4,WMVでも配信されています。
YoutubeのFLVでも見れます。
気楽にいつでも楽しめちゃうんです。無料で。
パソコンで落語を聴きながら、ブログも楽しみましょう。
→ http://brakugolink.seesaa.net/

こちらの「ネットで落語を聴く、観る」さんは、半年に一度のペースでその時期にアクティブ、もしくは視聴可能なサイトさんを取り上げられていまして、ここから各コンテンツ配信サイトさんへと飛ぶことが可能になっております。

他にも数ページ見てみたのですが、更新が随分と前でリンク先が見つからなかったり、広告だらけだったり(笑)とご紹介に耐えない印象のものだったので、落語の音声コンテンツについては上記ブログさんのおまとめを活用していただくとして、落語以外の音声コンテンツをまとめられているサイトさんをご紹介いたします。

The Baker Street Bakery
音声化された青空文庫リンク集

このページは、青空文庫のテキストを使って、音声化された作品を扱うページを勝手にリンクしたページです。

「サイト名」
録音主体 / 録音分類 / 録音形式
ちょっとした説明

↑こんな感じで説明しています。
→ http://www.alz.jp/221b/sound.html

こちらのサイトさんでは青空文庫にある著作権の期限が切れたモノ…いわゆるパブリックドメインの自由に利用可能な小雪などを音声コンテンツとして配布されているサイトさんをまとめられています。中には更新が終了してしまっているサイトさんも含まれておりますが、その場合はリンクを外されていますので、移動してがっかり…ということもありませんのでご紹介させて頂きます。

ちなみにわたくしもポッドキャストのお気に入り番組が見つかるまでは、夏目漱石さんの坊ちゃんや夢十夜など、なんどか繰り返し聞かせていただいておりました。(わたくしがコンテンツをダウンロードさせていただいたサイトさんはURLが不明なため後日、発見できたらリンクいたしますw)

音声コンテンツを公開されている方が利用されているブログサービスには、ある程度の傾向があるようで、seesaaブログ・ケロログ・ココログさんの利用が目立っている印象を受けました。

ケロログさんに関しましては、音声コンテンツを併せて配信されることがわりと中心に置かれたサービス展開をされていますので、こちらでお気に入りのポッドキャストを探されるのもいいかもしれません。

以前はポットキャストのポータルサイト的なものがいくつかあったのですが、ドンドンと閉鎖されてしまい、今では大手と呼べるのはiTunesStoreかポッドキャストジャーナルさんくらいのもんか…って感じになってきました(いや、ひょっとしたらわたくしの分見が狭いだけで他にあるかもですがw)

目次紹介

序章:現代型生活と脳機能低下
 現代は未曽有の便利な時代
 便利さがもたらす脳機能の低下
 テレビ、ファミコンと前頭前野の機能低下
 想像する行為が脳には大切
  コラム・脳の構造と「やる気のある脳」
 「ゲーム脳」とキレる子ども
 キレる子どもの脳を脳科学で解明する
 コミュニケーションが子どもの脳を活性化する
 品格を失った日本人と脳の働き
 アルツハイマー病の時代がやってくる

第一章:ラジオで脳を鍛える
 生活習慣を変えることが脳を鍛える
 今日からラジオを聞こう
 ラジオは脳に届く情報が少ないからいい
 前頭前野を鍛えるのに最適のメディア
 ラジオで集中力も身に付く
 どのようなラジオ番組が脳にいいのか
 最も脳を刺激するラジオの聴き方
  コラム・資格情報に頼りすぎる現代人
 聴力が衰えてきたら、ためらわずに補強する
 音楽を聴いて右脳を鍛えよう
 音楽の力でボケを防げるか?

第二章:読書で脳を鍛える
 脳のリフレッシュにも最適
 お勧めは文学小説— お気に入りの作家を開拓しよう
 特に歴史小説がいい理由
  コラム・信長の脳、どこが発達していたか
 脳について書かれたひと味ちがう文学作品
  コラム・脳のことが描かれている文学作品
 インターネットと新聞の違いは脳にどう影響するか
 週刊誌を読んでも脳は活性化するか
 マンガは脳の活性化には効果が少ない
 声に出して読むと、脳全体が活性化する
 何を音読すればいいのか
  コラム・男の脳と女の脳はどこが違うか
 一人話芸が脳を活性化する

第三章:「活発な生活」で脳を鍛える
 体を動かすことで脳も鍛えられる
 「ウォーキング」ではなく「散歩」でも十分な効果がある
 昔得意だった運動は避けた方がいい
 料理は推考能力を鍛える
 熟年離婚は男の脳にとってマイナス
  コラム・DHAは頭を良くする栄養素か?
 たまには手書きで手紙を書く
 手紙を書くと脳は活性化される
 手紙を書くと脳のどの部分が活性化されるのか
  コラム・手紙の好きな夏目漱石と伊達政宗
 文字は人なりというけれど
 写経などもお勧め
 前頭葉(とくに前頭前野)を鍛えて「やる気」をアップする
 頭頂葉を鍛えて「計算力」「読解力」をアップする
 側頭葉で「記憶力」、後頭葉で「視覚」を鍛える
  コラム・脳細胞を減らさない二つの方法
 脳全体を活性化するには、歩くこと

第四章:記憶の秘密と記憶力の鍛錬
 記憶はどこに貯蔵されているか
 脳にはいつ頃までの記憶が貯蔵されているか
 記憶を貯蔵時間によって「即時」「短期」「長期」に分類
  コラム・地図を読む力・他人の話を聞く力
 記憶の三タイプ、「出来事記憶」「意味記憶」「手書き記憶」
  コラム・映画の中で描かれた「記憶」
 ウソをつく記憶障害「コルサコフ症候群」
 「記憶力低下」の本当の原因は意欲や努力の欠如
 記憶力を回復する「日記」を続けるための三ヵ条
 イメージする能力は記憶力も鍛える
 エピソードをからめた「出来事記憶」で記憶上手になろう
 残っている記憶を活用する「回想法」で脳を鍛える
 飽食の時代が「アルツハイマー病世代」を生み出す
 脳に危険をもたらす女性のダイエット
  コラム・響け、心のハーモニカ
 転載の脳はつくれるか?
 手がかりは「臨界期」までの教育
 五歳までが勝負
  コラム・自閉症と特殊な能力、アスペルガー症候群
 脳の移植は可能か

第五章:左右の脳をバランスよく鍛える
 前頭葉は「やる気の出る脳」
 前頭葉が傷つくとどうなるか
 日本版フィアネス・ゲージの悲劇
 脳にとって意外に危ないスノーボード
  コラム・やる気の出る脳からやる気を奪う手術
 うつ病は手術で治せるか?
 右脳と左脳をバランスよく使う
 虫の音が聞こえない西洋人たち
 日本人の左脳は疲れ果てている
 積極的に右脳を刺激する方法
「後出しジャンケンゲーム」で右脳を鍛える
  コラム・脳の健康診断と認知症の診断基準
 定期検査で前頭葉の健康を確認しよう

さいごに:究極の「脳を鍛える日常生活」
 脳を鍛える週間スケジュール
 散歩、体操
 図形、ドリル
 声に出して読む
 手の体操
 書字
 楽器演奏
 ラジオ
 日記
 仕事がある人も実行できる

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